高川学園(山口)は青森山田に敗れ、同校初の決勝進出はならなかった。世界からも注目された、セットプレーの際に数人が円陣を作りぐるぐると回転しながら動く「トルメンタ(スペイン語で嵐、旋風)」はこの日、繰り出すことができなかった。

江本孝監督(37)は「青森山田さんのセットプレーは脅威になると当然思っていたし、感じていた。しかしながらそのパワーに屈する状況になった」と振り返った。

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優勝候補の青森山田を相手に、前半から攻め込まれる時間が続いた。開始3分と前半26分にセットプレーから失点。後半は縦のロングパスからチャンスメークを試みるも、堅い守備に阻まれた。なかなかセットプレーを奪うことができず「トルメンタ」までたどり着けなかった。

それでも同校最高成績に並ぶ4強。見るものを楽しませながら、勝ち上がった。「サッカー部で取り組んでいる部署活動を中心に、1人1人が判断して物事を考えていく取り組みをずっとやっていた。それが選手権においても、セットプレーであったり、役割を考えながら、戦い方、準備ができて、ある程度の結果が出たんじゃないかなと思う」。勝利を求めて工夫をこらし続けた選手たちをねぎらった。」

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