ガンバ大阪の元日本代表FW宇佐美貴史(29)が23日、キャンプ地の沖縄からオンライン取材に応じた。

2年連続6得点止まりのゴール数に関して「(片野坂知宏)監督からは何も言われていないが、個人的にはここ数年、達成できていない2桁を目指したい。プレーの内容でも引っ張っていきたい」と、19得点を記録した15年以来の2桁ゴールを目標に置いた。

5月には30歳を迎えるベテランは「(若手選手らが意見を)言いづらい形にならず、腰を低くやっていきたい」と、意思疎通を図りやすい環境を心がける。

今季G大阪に復帰した片野坂監督については、宇佐美は「(高校時代に指導を受けた時から)ベーシックなところは変わっていない。大分でJ3、J2、J1にして、コーチでもタイトル(J1、J2優秀監督賞)を取っている方なので、ぶれずにやられてきていると感じた」といい、実際にピッチでは「どんどん、ビルドアップに加わっていいと言ってもらえた。(中盤に)落ちる回数とか、そこから前に出ていくことは詰めていきたい」。ゴール前に固執せず、中盤でのサポートも求められ「新鮮だった」と感想をもらした。

同じく、取材に応じた片野坂監督も「貴史には30歳になっても、日本代表にもう1回入って、ワールドカップ(W杯)にも出てほしい。2桁取ることが、チームが上位で戦える要因になる」と、優勝争いする上でのキーマンになることを明言。18年ロシア大会に続くW杯代表へも背中を押す形となった。