セレッソ大阪は宮崎キャンプ11日目の2日、午前練習を行った。3年ぶりにクラブに復帰したDF舩木翔(かける、23)がオンライン取材に応じ、今季に懸ける意気込みを示した。

20年はジュビロ磐田、昨年はSC相模原といずれもJ2の舞台へ、育成型期限付き移籍をしていた。

「自分がプロになりたいと思って入ったチーム。毎日、サッカーをできる喜びを感じている」。4月で24歳を迎えるプロ6年目の舩木は、奈良・王寺町生まれで、C大阪は下部組織から育った原点のクラブになる。

「年下で活躍している選手も多く、結果を求める1年にしたい。たくさんのポジションをやらせてもらっているので、プラスにとらえ、コツコツ努力していければいい」

本職の左サイドバックにはDF丸橋祐介(31)とDF山中亮輔(28)がおり、この合宿では攻撃的MFやボランチ、センターバックなど複数の位置に挑戦している。

「与えられたポジションで100%やるしか考えていない。センターバックをやっていても自分の武器はパスだと思う」

東京オリンピック(五輪)世代であり、16年のU-19アジア選手権の日本代表メンバー。当時はDF板倉や中山、冨安らもおり、現在はワールドカップ(W杯)予選を戦う主力へと成長した。素材的には舩木も負けておらず、反撃のシーズンとなる。

C大阪の宮崎合宿は1月23日から始まり、今月5日の最終日はJクラブとの練習試合(完全非公開)で打ち上げる。19日のJ1開幕戦(アウェーの横浜Fマリノス戦)へ、小菊昭雄監督(46)にどこまでアピールできるかが注目だ。