ヴィッセル神戸の元日本代表DF槙野智章(34)が22日、23日のJ1リーグ第9節浦和レッズ戦(埼玉)に向けたオンライン取材に応じた。

昨季まで在籍した古巣と、早くも開幕2戦目での対戦に「特別の思いがある。ぜがひでも勝ち点3を取れるように埼玉スタジアムに乗り込みたい。今季を占う意味でも、優勝したいと思っているチーム同士。気が早いかもしれないが、6ポイントマッチぐらいの価値がある」と、昨季3位の神戸と6位浦和の対戦を大一番に位置づけた。

浦和のキーマンには「(MF)柴戸海ですね。僕は長く一緒にプレーしているし、彼の最後(昨年12月)の天皇杯での阿部選手とのやりとりだったり、今年の富士フイルム・スーパー杯を見たり、新しい背番号(引退した阿部が付けていた22)になって、気持ち新たにというところも知っている」と警戒した。

19日の名古屋グランパスとの今季J1開幕戦(アウェー)に、槙野は本職ではない右サイドバックで先発し、後半途中で交代した。0-2の完敗だった。「改善点が多く見られた開幕戦だった。浦和戦は修正した部分、違った姿も見せないといけない」。

今回の試合はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場する関係で、第9節が前倒しで実施される。ACLと並んで悲願のJ1優勝へ、アウェー2連戦とはいえ連敗はできない。