清水エスパルスのMF鈴木唯人(20)が、磐田との静岡ダービーで前半9分に先制ゴールを決めるなど、チームの今季初勝利に大きく貢献した。

札幌との開幕戦(1-1)でも今季のチーム第1号ゴールをマークしており、開幕2試合連続ゴール。清水の選手がJ1リーグ戦で開幕2戦以上連発は、2006年の元韓国代表FWチョ・ジェジン以来、16年ぶり6人目となった。

日本選手に限れば、鈴木が生まれる前の1996年に元日本代表MF沢登正朗(現清水ユース監督)が記録して以来、26年ぶり2人目だ。

クラブJ1歴代最多85得点を挙げたレジェンドの記録に並んだ鈴木は、千葉・市船橋高から入団3年目の若手有望株。パリ五輪世代だが、今年1月には日本代表候補合宿に初参加している。

〈清水のJ1開幕2試合以上連続ゴール〉

93年 トニーニョ 3戦連発(1、1、1点)

96年 沢登正朗 2戦連発(1、1点)

02年 バロン 3戦連発(1、1、1点)

03年 トゥット 3戦連発(1、1、1点)

06年 チョ・ジェジン 3戦連発(1、1、1点)

22年 鈴木唯人 2戦連発(1、1点)

◆鈴木唯人(すずき・ゆいと)2001年(平13)10月25日、神奈川県葉山町生まれ。5歳からサッカーを始め、高校時代は市船橋高でプレー。2020年に清水に入団。前節までJ1通算64試合出場3得点。175センチ、70キロ。血液型AB。利き足は右。