予選から波乱が起きた。東北地区で大会3連覇を狙うベガルタ仙台ジュニア(宮城1位)が、予選リーグAグループで会津サントスFC(福島1位)に0-4で完敗した。

仙台は第1ピリオド(P)は拮抗(きっこう)した戦いだったが、第2Pに守備が崩壊。会津の縦と横のスペースを使った巧みな攻撃に翻弄(ほんろう)されて3失点した。最終第3P終盤にもダメ押しの追加点を奪われ、勝負が決まった。課題が多く残る大敗となり、試合終了後には選手たちは頭を抱えていた。

Aグループは、T2GENERAL(秋田2位)の出場辞退により、両チームは6日の決勝トーナメント(T)進出を決めた。

小学生サッカー日本一を決めるJA全農杯の地方大会はこの日、開幕した。20年目を迎える同大会は、広いピッチで的確な判断と技術が求められる8人制を導入。東北大会では参加全12チームを4グループに分け、3チームのリーグ戦により順位を決め、上位2チームが決勝Tに進む。決勝を争う2チームが「JA全農チビリンピック」(5月3~5日、横浜市・日産スタジアム)での決勝大会に進出する。