東日本大震災から11年を迎えたこの日、岩手・釜石市出身の初のJリーガー、ヴィッセル神戸のDF菊池流帆(25)が2試合連続で先発したが、開幕から6戦未勝利(3分け3敗)でクラブワーストを更新してしまった。

プロ4年目で3・11に試合をするのは初めて。1失点目に絡んでしまった背番号17は「特別な日に、失点に絡んで負けてしまうのは非常に悔しい。自分の判断ミスで失点してしまった」と振り返った。

前半7分の相手CKの場面で、菊池は鹿島アントラーズのDF三竿健斗(25)を背負いながらブロックしようとしたが、相手は菊池の背中越しにジャンプして先制ヘッドを決めた。菊池は「普通にジャンプして、クリアしたらよかったのに」と悔しがった。

攻撃陣に故障者が続出するチーム事情のため、2点を追う終盤は、菊池とDF槙野智章(34)が前線に張り付き、パワープレーで対抗するしかなかった。開幕6試合で4度目の無得点となり、無失点はまだ1度しかない。

次は15日にアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)プレーオフを、メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)とホームで戦う。今季最大の目標とする大会へ、この日は主将MFアンドレス・イニエスタ(37)をベンチスタートにするなど体力を温存させた。

菊池は「勝てば勢いは一気に変わると思う。(この日は)自分の気持ちが足りず、気迫を感じさせるプレーが足りなかった。(自分の特長は仲間を)鼓舞することだと思っているので、次は実行して勝利に貢献したい」と雪辱を誓った。