横浜F・マリノスのDF実藤友紀(33)が、ラストワンプレーで劇的な同点弾を決めた。

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後半25分に札幌FW菅に先制点を許したが、後半ロスタイム5分、DF小池龍の右クロスを中央のFWアンデルソン・ロペスが頭で落とすと、ニアポストの実藤がオーバーヘッドで合わせてゴールに流し込んだ。

「どんな形でもいいから、足に当てればゴールが入ると思ったので、感覚に任せてねじ込みました」と実藤。敵地で勝ち点1を引き寄せたベテランセンターバックは、「あれは練習でもやったことがないけど、昔からオーバーヘッドの感覚はある。うまく体がついてきてくれた」と喜んだ。

マスカット監督も「自分としては心臓に悪い試合。でも、両チームがエキサイティングなパフォーマンスを繰り広げた結果だと思う」と、横浜と札幌、それぞれのスタイルを前面に出した90分間に充実感をにじませた。

横浜は6試合を終えて、3勝2分け1敗。

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