サガン鳥栖の新加入FW垣田裕暉(24)が九州ダービー、アビスパ福岡戦(4月1日、ベススタ)の必勝を期した。

30日、佐賀・鳥栖市内で報道陣に冒頭のみ公開した練習で調整。今季初の九州対決へ「九州ダービーは初めての経験ですし、熱量の中でサッカーできるのは幸せ。いい準備をして100パーセントやることが大事」と燃えた。

昨季徳島ヴォルティス時代の対戦で得点している福岡戦。昨季から堅守カウンターが武器の相手には「どんどんプレー時間を増やし、速いテンポでサッカーができたら」と、主導権を握るつもりでいる。攻守の切り替えもカギになる中で、守備面においては「積極的にプレスに行って、相手の後ろの選手に自由にボールを持たせないことが前の選手がやるべき仕事」と献身を誓った。

昨季の鳥栖は福岡と1分け1敗。しかも、2戦無得点だった。今季も得点力不足が課題になっている中で「アタッキングサードまでボールが運べているので、最後は個人のアイデアだったり、チームとしての崩しだったりで違いを出していかないとゴールに続いていかない」と、修正点は理解している。一瞬のひらめきや、自身のアイデアにこだわる得点で2勝目に導く。【菊川光一】