アビスパ福岡のGK村上昌謙(29)が、頭部付近を負傷しながらもフル出場した。

同点で迎えた後半2分。ゴール左側でボールをセーブしようと体を投げ出した。その際、右足でシュートを放とうとしたC大阪FW山田寛人が、勢い余って反転した形となり、左足のかかとが村上の頭部を直撃。

額付近から流血した村上は、治療を終えると止血のため水泳帽をかぶってピッチへ。試合は約6分間中断した。

満身創痍(そうい)ながらフル出場で無失点に抑えた。

以下、GK村上の試合後の一問一答。

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-ケガの状況は

村上 大丈夫です! 良いドクターと良いスタッフがいるので、しっかり対応していただきました。

-互いにチャンスもピンチもあった。守備に関しての印象は

村上 無失点で終えたことは良かったと思います。ただ内容が良かったかと言えば、そうではないと思います。相手の良いところを出させてしまったシーンも多々ありました。その中で体を張った守備はできたことは良かったですが、ピンチが失点につながる可能性もあった。そこは詰めていかないといけない。無失点で終えることは前提として、それプラスの積み重ねが大事。そこはもっと詰めていきたいです。