北海道コンサドーレ札幌は京都サンガを4-1で下し、今季ホーム初勝利を挙げた。今季加入のブラジル人FWガブリエル・シャビエル(28)と今季公式戦初先発のFW中島大嘉(19)が2点ずつ奪った。2勝1分け1敗でC組首位タイに浮上し、2位以上の1次リーグ突破に前進した。

後半試合が動いた。ハーフタイムにペトロビッチ監督(64)から「いい流れを継続してゴールを奪っていこう」と送り出されると、言葉どおり一気に4発が生まれた。シャビエルの待望の札幌初得点は後半6分、中島からのパスに左足を合わせた。1月にチームに合流。仲間の特徴をつかみ、すっかりなじんでいる。「チームに貢献したい」と話していたとおり、攻撃陣として仕事を果たした。2-1の同30分にはミドルシュートで3点目を奪い、ダメ押しした。

13日に敵地で2-3の逆転負けを喫した相手にリベンジを果たした。札幌ドームでの初得点を「取りたい」と掲げていた高卒2年目の中島は、これでプロ公式戦通算10得点。継続していた母校国見高伝統の丸刈り頭を「10点取ったら伸ばす」と話していたが、この日「名残惜しい。シーズン10点でもええかな、調子に乗ってんのかもしれんすけど」と“上方修正”。長髪デビューの日はシーズン後だ。

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◆札幌出場選手 ▽GK 大谷▽DF 田中駿、岡村、中村▽MF ルーカス(檀崎=後半46分)、西(青木=後半21分)、高嶺、菅、シャビエル(田中宏=後半46分)、駒井(FW藤村=後半46分)▽FW 中島