熊本県八代市の私立・秀岳館高サッカー部で30代の男性コーチが3年生部員に暴力を加えた疑いで県警八代署から事情聴取を受けている問題で、22日夕方にサッカー部の公式ツイッターに選手が動画を掲載した。

選手11人が2列に並び、監督やコーチ、学校関係者は不在となっている。

まず、主将とされる部員が「今回の件でお騒がせしてしまい、本当に申し訳ありません。世間に広がっている情報の中には事実と異なる点があるのでお話をさせていただきます」と述べ、続いて当事者という部員が「学校から帰りに寮の鍵が開かず感情的になり、コーチをばかにするような発言をしたのが今回の原因です。また、SNSなどで暴力が日常茶飯事と書いてありましたが、違います」と語っている。

暴力を受けている動画を拡散したという部員は「監督に相談することを考えていましたが、感情的になってしまい、SNSに投稿してしまいました」と明かしている。

問題は20日夜に学校に第三者から連絡があり、サッカー部の寮内で部員がコーチから殴る、蹴るの暴行を受けている動画が出回っている事実を確認。翌21日朝には県警が学校を訪れ、3人が事情聴取を受けた。

22日午後の時点で、学校関係者は「警察が調べている段階で、こちらかは動くことはできない。警察からの事実確認を待っている」と説明するに止めていた。