J1清水エスパルスDF立田悠悟(23)が、目に見える結果を残して先発定着もつかみ取る。14日のアウェー京都サンガFC戦(サンガS、午後2時)に備え、13日は静岡市内での非公開練習に参加した。最終調整を終えると、次戦に懸ける強い思いを口にした。「毎試合ラストのつもりでやっている。勝つことだけに執着したい」。次戦もセンターバックとして先発が濃厚で、2試合ぶり勝利のために体を張る決意だ。

今季はここまでリーグ戦7試合に出場。直近2試合はフル出場しているが、慢心していない。一時はベンチ外となる試合も経験しているだけに「危機感はずっとある」と表情を引き締めた。DFにとって、無失点に抑えることが自身の評価につながる。前節川崎F戦は前半に2失点。立田は「(無失点に)フォーカスしなければいけない」と完封を誓った。

相手の「エース封じ」が鍵になる。京都のFWピーター・ウタカ(38)は、J1得点ランクトップの8得点を挙げている。立田は「足が速くてテクニックもある選手。粘り強く守りたい」と警戒を強めた。J屈指の点取り屋を抑え、勝ち点3を持ち帰る。【神谷亮磨】