福島ユナイテッドFCがアウェーでガイナーレ鳥取に4-0と快勝。今季5勝目を挙げ勝ち点を18とし4位から2位に順位を上げた。

4日にホームで行われた前節いわきとの「福島ダービー」は0-1で敗れ、今季初黒星。だが、8日の天皇杯福島県予選決勝で再びいわきと対戦。1-0で勝って雪辱し、6年ぶりの天皇杯出場を決めた。

チームトップ4ゴールのFW高橋潤哉(24)が躍動した。前半13分、CKのこぼれ球をファーサイドでフリーになっていた高橋が右足であわせ、今季5点目のゴールで先制した。続く前半18分、左FKにDF大武峻(29)が頭であわせて2-0。公式戦3試合ぶりの出場となった大武は「(FKを蹴ったDF北村)椋太が良いボールをくれたので当てるだけ、コースに流し込むだけという感じでした」とゴールを振り返り、「今日は最初のセットプレーの2点が大きかった」と笑顔を見せた。さらに前半34分、ペナルティーエリア内で倒されたFW長野星輝(19)が自らPKを決めて3点目。3-0で前半を折り返した。

後半は試合の流れを変えようとハーフタイムに一挙3人の選手交代を行った鳥取の反撃を受けるが、福島はDF陣を中心に冷静に対処。すると後半23分、FW長野の右サイドの突破からFW高橋がこの日2点目のゴールを決めて4-0。高橋は「前節負けてJ3で優勝するためには連敗しないことが大事だったので、勝ち点3が取れ良かった」と語った。チームはこれで5試合連続アウェーでの無失点を継続。次節29日のホーム宮崎戦でも完封を目指す。