セレッソ大阪のDF山下達也(34)が、18日のルヴァン杯1次リーグ最終節の大分トリニータ戦(昭和電ド)に、今季公式戦初出場することが確実になった。

柏レイソルから今季2年半ぶりに古巣復帰。これまで出番がなかったが、プロ17年目の大ベテランが存在感を示す時がきた。

セットプレーでも得点力を発揮するセンターバックの山下は、今季開幕前に故障で出遅れ、その後はクロアチア人のDFマテイヨニッチの途中入団もあり、出場機会がなかった。

17日にオンライン取材に応じた山下は「みんなが結果を出すことで、新たな競争が生まれる。そういう意味でも試合に出ることは大事。うまいことやろうとは思っていないし、自分ができることを精いっぱいやり、戦う姿勢を見せたい」と、静かに闘志を燃やした。

MF香川真司(33=シントトロイデン)とは、06年にC大阪に入団した同期にあたる。学年は山下が1つ上だが親交が深い。香川が4月中旬から約3週間、C大阪の練習に参加した際、山下は「お互い、年をとった」と冗談を言い、再会を喜び合った。

この日、改めて香川のことを聞かれた山下は「足元の技術はすごくある。若い選手からしたら、いい刺激になった」と、盟友の存在をたたえていた。