川崎フロンターレが、ラストワンプレーで首位に返り咲いた。

0-0の後半ロスタイムの右CK。途中出場したMF小塚の精度の高いキックがニアサイドへ。走り込んだDF谷口が、ヘディングをぶち込んだ。キャプテンの今季初得点で、リーグ戦4連勝。

谷口は「何とか最後決めることが出来て、勝ち点3を持って帰ることが出来て良かった。このチャンスをモノにしたいと思っていた」。これで鹿島を抜き、首位に浮上した。

鬼木監督は「どんな形であれ、勝ち点3を取れたのは選手の頑張り」と選手をたたえた。決勝点をアシストした小塚を後半40分に投入し、勝利を手にした。

「あそこの時間は相手のリズムが出始めていたので、それを抑えながらも、自分たちが考えるのは攻撃で、いいパスが供給ができるように、背後も狙えるように彼を投入した。いい働きをしてくれた。怖がらずにチャレンジしてくれた。最後のCKも良かった」と評価した。

一方で、なかなか得点が取れなかったことについては「自分たちの中では、じれずにやり続けるところとチャレンジの使い分けがもう少し出来れば良かった。もっと際どいところに入れないと相手のエラーは起きない」と課題も口にした。