清水エスパルスMF松岡大起(20)が、自身のメモリアルゲームに花を添える活躍を誓った。29日はアウェーで柏レイソルと対する。27日は静岡市内で調整。次戦の出場でJ1通算100試合目となるパリ・オリンピック世代の20歳は「感謝の思いをピッチで表したい」と決意を語った。

20歳11カ月での大台到達は、元日本代表MF稲本潤一(42=南葛SC)の20歳10カ月に次ぐ、歴代2位の年少記録だ。鳥栖の下部組織で育ち、高校3年時の2019年にJ1デビュー。「その試合が一番印象深い」と振り返る。その後も鳥栖で定位置をつかみ、キャリアを重ねてきた。今季はケガの影響で出遅れたが、前節東京戦で今季初先発。0-3の悔しい敗戦にも、「しっかりと反省しながら、ポジティブに振り返っている」と気持ちを切り替えた。

次戦は、クラブにとっても今後の行方を左右する重要な一戦。相手は、前節札幌戦で大量6得点を挙げて勢いに乗っているが、松岡は「相手をのみ込むぐらいの勢いを持って入りたい。勝つための準備をする」と、並々ならぬ思いを口にした。勝利だけが求められる一戦で、チームのために汗をかく。【神谷亮磨】