ルヴァン杯でクラブ初の4強以上を目指すJ1アビスパ福岡のFW金森健志(28)が2日、練習後のオンライン対応で、古巣鹿島アントラーズ撃破での8強入りへ意欲を見せた。

まずは、過去最高成績に並ぶ8強(16年)がかかる4日プレーオフ第1戦(ベススタ)に向けて「優勝すればACL(出場権)を獲得することができるので、非常に重要な試合だと思う」と気合。

4強以上を見据える中で「今回勝てば、また歴史を塗り替えられる。相手が鹿島ということで、トーナメントにめっぽう強い相手に勝てれば、自分たちの評価も上がる」と燃えている。

17年から2年半在籍した鹿島に対して「したたかなチーム」とし警戒する。だが一方で「ベースの球際で相手を上回って、守備で0点に抑え、カウンターで点を取れば勝てる」と手応えも。J1リーグ最少失点の堅守でしぶとく食らいつき、1発カウンターで仕留めるイメージを描いた。

ルヴァン杯前身であるナビスコ杯で、16年の福岡は、金森の2得点など4-2で1次リーグ最終戦のアルビレックス新潟に勝利。7チームで争った大混戦の1次リーグ突破で8強入りを果たした。金森は、1日天皇杯2回戦で、今年の公式戦初得点となる先制ミドルを決めて、初戦突破に貢献した。

今夏は3年ぶりに、福岡の夏祭り「博多祇園山笠」が復活する。カップ戦の“お祭り男”が、勢いのまま博多のまちに活気をもたらす。