柏レイソルは横浜F・マリノスに4失点で完敗した。猛暑で日差しが強い午後4時のキックオフ。

守備の強度や球際の部分での精彩を欠き、前半17分に失点。直後の前半19分には、DF古賀太陽と上島拓巳の連係ミスから失点し、その後も立ち直ることなく、失点を重ねた。

試合後、古賀は「今日は何もかも、どの局面でも相手が上だった。自分たちに原因がある。自分たちの良さを自分たちで消してしまっていた。それがすべて」と振り返った。立て続けの失点は、残留を争いかけた昨季と同様の形だ。今季は、ネルシーニョ監督が意識づけた球際の強度と走力を武器に、若手主体で4位で前半戦を折り返したが、後半戦の初戦で不安なスタートになってしまった。古賀は「失点後の雰囲気は去年ほどではない」とした上で「でも、実際に失点している。修正できていないところは自分たちのよくないところが出てしまった。走れてない、動けていないなら、それなりにやることはある。それをピッチの中で修正すべきだった」と振り返った。

次節は2位の鹿島アントラーズとホームで対戦する。暑さが増す中で上位対決続く正念場となる。古賀は「とにかく連敗しないことが大事。自分たちの良さは強度と球際。もう一度、取り戻せるように意識したい」と立て直しを誓った。