名古屋グランパスが、FC東京の元日本代表FW永井謙佑(33)を完全移籍で獲得することが10日、決定的となった。

50メートル6秒を切る圧倒的なスピードが持ち味で、攻撃だけでなく、守りでも猛烈なプレスを繰り返す献身性も持ち合わせるスピードスター。

日本代表でも国際Aマッチ12試合3得点。19年11月を最後に国際Aマッチ出場はないが、森保ジャパンにも招集経験がある。

福岡大から、争奪戦の末、11年に名古屋入り。13年にベルギーのスタンダール・リエージュに移籍。その後、名古屋に復帰しプレーした。

17年に名古屋から東京へ完全移籍。19年にはリーグで2位へと導き、20年度にはリーグ杯、ルヴァン・カップ優勝に大きく貢献した。

昨季途中まで東京で指揮をとっていた長谷川健太監督に重用され、現在は名古屋を率いている同監督からの信頼は厚い。

今季ここまで東京でリーグ全試合でベンチ入りしていたが、完敗した10日のアウェー浦和戦ではベンチ外となっていた。J1で通算343試合出場、63得点を決めている。

復帰が決まれば、名古屋でのプレーは16年以来、6年ぶりとなる。