日本代表MF橋本拳人(28=神戸)が、スペイン2部ウエスカに移籍することが18日、決まった。両クラブが正式に発表した。

橋本と神戸は1日に契約延長が発表されたばかりだった。そこから約2週間でさらに海外移籍が決まるという異例の展開。

橋本はロシア1部ロストフでプレーしていた際に同国のウクライナ侵攻が起き、国際サッカー連盟(FIFA)はロシアクラブに所属する外国籍選手の一時的な移籍を容認。その特例措置により、神戸に加入していた。

今回の移籍も「ロシアのチームとの契約が一時停止された措置を受けたもの」と説明された。橋本はクラブを通じ「自分が苦しい時期に声をかけて招き入れてくれた神戸には感謝の気持ちしかありません。神戸でプレーさせてもらえたからこそ、このチャンスをいただけた。活躍することで恩返ししていきたい」などとコメント。ウクライナ侵攻により自身のキャリアが不透明となったところで獲得してくれたクラブへ感謝の意を示した。

橋本は現在、東アジアE-1選手権(19~27日)に臨む日本代表に招集されている。活動終了後、ウエスカへ合流する予定。