背番号10、本間至恩がベルギーリーグのクラブ・ブリュージュに移籍した。J2から欧州有数のクラブへの移籍は異例。期待もすごいだろう。彼がルーキーだった19年に僕もアルビレックス新潟に復帰し、1年だけ一緒にプレーした。代名詞のドリブルは当時からすごかった。今年は技術面だけでなく、精神的にもひと回りもふた回りも大きくなった。
至恩は新潟出身。サッカー選手は誰しも地元のプロクラブでプレーし活躍することを夢みる。僕は静岡出身で地元のクラブは清水エスパルス。一員になれたが公式戦の出場機会はなく、2年で戦力外通告を受けた。
サポーターから地元のクラブが愛されるように、地元の選手も多くのサポーターから応援される。育った街、家族や友人が身近にいる中でプレーできる価値は地元出身の選手にしか分からない。その地元を離れる特別な思いも選手にしか分からない。
クラブ、そしてサポーターにとって至恩との別れは寂しいが「新潟の至恩」が世界で活躍するのは誇らしい。至恩のドリブルが世界の大舞台で見られると思うと胸が弾む。きっと、至恩も新潟の誇りも持って戦ってくれるだろう。行ってこい至恩! 全新潟の“孫”至恩、がんばれ!(アルビレックス新潟営業部員 野沢洋輔)



