ヴィッセル神戸に新加入した元日本代表MF小林祐希(30)が29日、オンライン取材に応じて「正直、興奮している。出たら思い切り楽しみたい。期待に応えるようにやりたい」と、30日のJ1リーグ柏レイソル戦(ノエスタ)での新天地デビューを心待ちにした。

27日に練習参加したばかりで、途中出場の可能性は十分ありそうだ。

小林祐の日本でのプレーは、24試合5得点の成績を残した16年のジュビロ磐田以来6年ぶり。その後はオランダ1部ヘーレンフェーンや、ベルギー1部ベフェレンを経て、韓国Kリーグ江原に所属していた。

「今まで欧州に行った時から、おおげさに言えば6年間、我慢して、守備して、蹴って、カウンターみたいなチームにずっといた。リーグの下の方で、強い相手に勝ち点もぎ取ろうというチームにいたから、自分たちで主導権を握って、仕掛けようというプレースタイルではなかった。歯がゆい試合、プレーをしていた」

神戸に関しては「レベルの高い選手に囲まれてプレーすれば、自分のよさも引き出され、周囲の選手のよさも引き出せる。メンバーを見れば常に勝たないといけない」と意気込んだ。

現在15位で残留争いの中にいる神戸には、「祐」と「友」の1文字違いで、同じ左利きのDF小林友希(22)がおり、センターラインで好連係が期待される。