“浪速のジョー”が公式戦2戦連発を狙う。セレッソ大阪は3日、ルヴァン杯準々決勝第1戦で、川崎フロンターレと本拠地ヨドコウで戦う。

直近の7月30日、J1リーグのアビスパ福岡戦(ヨドコウ)でゴールしたMF上門知樹(うえじょう・さとき、24)は、アウェーの3月12日清水エスパルス戦でJ1初得点を決めて以来、ホームでは待望の初得点だった。

愛称ジョーこと上門は2日、オンライン取材に応じて「メンバー外の時期もあったし、腐らずにやり続けるだけだった。ホームで取りたかった。気持ち的にも楽になって、ここから量産できれば」と意気込んだ。

J2ファジアーノ岡山から移籍してきた今季、ここまでJ1では10試合2得点、ルヴァン杯では7試合1得点。運動量が豊富でシュート技術は高く、スルーパスの供給もできる。基本的にはスーパーサブの役目を担うものの、競争の激しいC大阪ではベンチ外も多かった。

「小菊監督には、みんなのことを平等に見ていただき、練習からアピールを続けた結果だと思う。これからもシーズンが終わるまで(その姿勢を)続けたい」

J1では現在4位のC大阪は、ルヴァン杯は17年以来5年ぶりの優勝を目指す。川崎Fにはリーグ戦で今季シーズンダブルを達成しており、苦手意識はない。小菊監督は「今まで通り、正面からぶつかっていきたい」と力強い。快進撃を続けるC大阪は、上門のゴールでルヴァン杯ベスト4進出に王手をかける。