コロナ禍でわずか14人で臨んだアビスパ福岡が、18人のヴィッセル神戸に2連勝を収めて、クラブ初のベスト4に進んだ。

前半43分、MFルキアンが右足で奪った先制点が決勝点になった。

試合前の時点で福岡のチーム状態は、ベンチメンバー4人で臨んだ第1戦より悪化していた。

この第2戦はGK2人、フィールド選手(FP)はわずか1人の計3人。Jリーグの公式戦開催の下限人数13人(控えGK1人含む)を、何とか上回る14人での開催となった。

唯一のFPだったMFクルークスは後半34分、FWジョン・マリに代わって投入された。この試合、福岡の唯一の交代だった。

福岡は試合当日のこの日も選手、スタッフの計3人が新型コロナの陽性診断を受けたことを発表。7月下旬から計30人が陽性判定を受けたことになる。

 

福岡のメンバーは次の通りだった。

▽先発 GK村上、DF柳、グローリ、宮、輪湖、MF湯沢、城後、平塚、ルキアン、FWファンマ、ジョン・マリ

▽サブ GK杉山、永石、MFクルークス

 

【福岡のコロナ禍】

▼7月21日 トップチームの選手、スタッフの計9人が新型コロナの陽性診断を受けたと発表。

▼22日 トップチームのスタッフ1人が新型コロナの陽性診断を受けたと発表。

▼29日 トップチームの選手1人が新型コロナの陽性診断を受けたと発表。

▼30日 J1アウェーC大阪戦は0-2の敗戦。

▼31日 トップチームの選手2人が新型コロナ陽性診断を受けたと発表。

▼8月2日 トップチームの選手、スタッフの計9人が新型コロナ陽性診断を受けたと発表。

▼3日 ルヴァン杯準々決勝第1戦アウェー神戸戦は、ベンチ4人(GK2人)で臨み、控えGK山ノ井が異例のFPで途中出場するなど2-1で先勝する。

▼4日 トップチームの選手、スタッフの計3人が新型コロナ陽性診断を受け、6日のJ1ホームG大阪戦の中止を発表。

▼5日 トップチームの選手、スタッフの計2人が新型コロナ陽性診断を受けたことを発表。

▼10日 トップチームの選手、スタッフの計3人が新型コロナ陽性診断を受けたことを発表。同日のルヴァン杯神戸戦は、予定通り開催され、1-0でまたも勝利。