高校サッカーの名門4校による総当たりリーグ戦が3日間の日程で行われ、神村学園(鹿児島)が2勝1敗の勝ち点6で優勝した。

第1日に7-0で静岡学園を、第2日には1-0で興国(大阪)を下し、最終日のこの日は0-1で昌平(埼玉)に敗れた。昌平とは勝ち点で並んだが、得失点差で上回った神村学園が優勝、昌平は2位。

3位興国(1勝2敗、勝ち点3)と、4位静岡学園(1勝2敗、同3)も得失点の差で順位が決まった。大会MVPには静岡学園のMF高橋隆大(3年)が選ばれた。

優勝した神村学園の主将で、来春の卒業後はセレッソ大阪入りが決まっているMF大迫塁主将(3年)は「(3日連続の試合で体力的に)さすがにきつかった。今日みたいに攻撃の形をつくれなかった時、どう、もっていけるかが課題」と反省した。

昨年度の全国高校選手権で5大会連続9度目の出場を果たした神村学園・有村圭一郎監督(45)は「この強度の高い試合を、3日連続で経験できたのは大きかった」と、実力校同士の対決を喜んでいた。