王者の連勝街道に待ったを掛けたのは、湘南だった。0-1の後半8分。日本代表FW町野修斗(22)が、PKを獲得。ゴール左に決め、自身約2カ月ぶりとなる得点を挙げた。町野の同点弾でチームは勢いに乗り、逆転勝利で6試合ぶりの勝ち星をマーク。前日2日には、日本代表森保一監督(54)が、19日から始まるドイツでの活動で、当初の26人から30人程度に招集人数を増やすと断言。本大会のメンバー入りへ、町野がアピールを続ける。
◇ ◇ ◇
「日本代表のエースになりたい」。試合後のミックスゾーン。町野は、言葉に力を込めた。「誰もがそう思っていると思う」と続けた。
力強い言葉の通り、気合が入っていた。0-1の後半8分には、川崎Fの屈強なブラジル人DFとペナルティーエリア内で競り合い、PKを誘発。「決めた方向に強く打つことだけ」とゴール左へ、6月26日以来の今季9点目をマーク。前日2日に日本代表森保監督が、ドイツでの活動で「30人程度を招集する」と話した中での1発だったが、町野は「人数は関係ない。1点だけなので、やっぱり2、3点を取らないと評価されない」と厳しかった。
海外組の活躍も日々、目にし、刺激とするだけではなく、国内組のFWたちの結果も自身を奮い立たせる。「日本のトップオブトップ。だけど、自分もという思いはある」と負けていられない。
7月の東アジアE-1選手権で代表初招集。大会3得点でMF相馬(名古屋)とともに、得点王に輝いた。代表の不動のエースは長らくFW大迫(神戸)が君臨する。ただ、大迫はコンディション不良を抱えており、その座を奪うべく、ドイツ、最終目標のカタールのメンバー入りをつかむ。「次も決めて、さらに勢いに乗りたい」。町野の名を刻み続ける。【栗田尚樹】
◆町野修斗(まちの・しゅうと)1999年(平11)9月30日生まれ、三重県伊賀市出身。履正社高から18年に横浜加入。19年に当時J3の北九州に期限付き移籍し、30試合8得点と活躍。チームのJ2昇格とともに完全移籍し、20年は32試合7得点。21年に湘南に移籍して31試合4得点。今年7月の東アジアE-1選手権で日本代表に初選出され、同19日の香港戦で国際Aマッチ初出場で2得点。185センチ、77キロ。



