ヴィッセル神戸FW藤本憲明(33)が、7日の天皇杯準々決勝鹿島アントラーズ戦(ノエスタ)に、今季公式戦で初めて先発出場となりそうだ。

3月の練習中に違和感を覚え、右大腿(だいたい)直筋近位腱断裂と診断され、手術に踏み切った。半年も離脱し、3日のJ1リーグ京都戦の後半終了間際に復帰していた。

前所属の大分トリニータ時代を含め、鹿島には公式戦6試合5得点と抜群の相性を誇る。19年度天皇杯決勝の鹿島戦でも、クラブの初タイトルを決定付けるゴールを記録。11試合6得点という天皇杯にも自信を持っている。

J1通算76試合16得点のベテランは、6日の取材対応で「鹿島キラー、天皇杯男というのは、内緒にしておいてください」と笑いを誘った上で「復帰できたのは神戸のみなさんのおかげ。その恩返しを、僕のゴールでできればと思う」と表情を引き締めた。

リーグ戦では17位とJ2降格の危機にあり、これまでチームに貢献できなかった藤本は「チームの雰囲気、輪を大事にしながら、結果にこだわりたい。結果が出ると、おのずとモチベーションも出てくる。個人としても結果を残して恩返ししたい」と意気込んだ。