セレッソ大阪が完勝し、1勝1分け(2戦合計5-1)で2大会連続の決勝に進んだ。

前回大会では名古屋グランパスに0-2で敗れて、準優勝。初優勝した17年以来、5大会ぶりの頂点を目指し、10月22日に東京・国立競技場でサンフレッチェ広島と対戦する。

昨年8月に就任した小菊昭雄監督(47)も2大会連続の決勝での指揮になり、獲得すれば監督として初のタイトルになる。試合後の主な一問一答は次の通り。

-試合を総括して

小菊監督 今日は第1戦の結果を受けて、必ずアウェーゴールを取りにいかないといけない状況。アグレッシブにボールを奪って、ゴールを取りにいかないといけない。その全員の思いが、気持ちも含めて戦術的にも共有できた。それが今日の勝利につながった。選手たちを誇りに思います。

-2トップを基準としたアグレッシブな守備を90分続けた

小菊監督 守備のところはハイプレスを志向して、全員でまっとうした。第1戦を振り返った時、私たちのボールを握る時間が少し短かった。今回はアウェーゴールを取りにいかないといけない中、ボールを保持しながら、いかにゴールに結びつけるか。守備と同様、大きなテーマだった。

-攻撃も見事だった

小菊監督 私は自由と規律のバランスを大事にしているが(第1戦を)振り返った時、立ち位置のところで少し自由のバランスが重くなっている感じが見受けられた。その中で1人ひとりが立ち位置をしっかり取りながら、ポジショニングが重ならないように。そういったところでもう1度、全員でビルドアップの立ち位置を微調整した。得点にも実際、つながったところは選手が表現してくれたから。努力の結果がこのような形になった。攻守に選手が準備してきたことを100%、表現してくれたことが本当にうれしい。

-決勝の相手が広島に決まった

小菊監督 舞台は整ったなと。もう、その一言に尽きると思う。リーグ戦、天皇杯、今季3度対戦して敗れた相手と、ファイナルという素晴らしい舞台でもう1度戦え、リベンジできるチャンスを得られたことは非常にうれしく思う。私以上に選手が、素晴らしいモチベーションで決勝に向けて準備してくれると思う。