ヴィッセル神戸がアビスパとの「残留直接対決」を制して、貴重な3連勝。12位に浮上した。

けがから復帰したFW大迫勇也(32)が、約1カ月半ぶりに先発。フル出場は、4月10日セレッソ大阪戦以来となった。

「体はすごく引き締まっている」というキレのあるプレーで躍動。前半20分、GKからのロングフィードを収めて攻撃の起点となり、左クロスからの決勝点を“演出”した。

ワールドカップ(W杯)カタール大会のメンバー発表を1カ月後に控えるが「ワールドカップは僕の中で大きい大会ですが、目の前の試合が何より大事」と気を引き締める。

この日、作戦としては大迫をターゲットにするロングボール多用がはまった形となり、吉田孝行監督(45)は「(大迫先発は)先制点を取る狙いだった。(けがの)足の時間制限がなく、スタートでとなった」といい、“大迫効果”が勝利を呼び込み、喜んだ。