ガンバ大阪が敗れればJ1残留へ崖っぷちとなる一戦で、優勝をかけた横浜F・マリノスにアウェーで勝利した。好セーブを見せゴールを守り抜いたGK東口順昭(36)は「自分たちが変えられるのは、今日の結果でしかない。優勝争いとか関係なく、全てをかけようと。1つになれたかなと思う」と振り返った。

序盤のピンチを防ぐと、前半8分にMFファン・アラーノが先制ゴール。その後も相手の決定機が何度もあったが、DF陣とともに体を張って守った。「1週間、自分たちが(ボールを)持っている練習もしたが、切り替え、守備のブロックをより準備した。それが出たかなと思う」。首位の横浜相手に割り切って、勝利のためのプレーに徹した。

現在、13位の湘南ベルマーレまで勝ち点2差の16位。「勢いは出ると思うが、泣いても笑っても残り2試合。分析して、次につなげたい。上の選手がしっかりと考えてやっていて、雰囲気はいい。そこは大事にしていきたい」。チームは1つに、最後まで戦い抜く。