ホーム最終戦で、J1の切符をつかむ。J2の2位横浜FCは16日に、ツエーゲン金沢戦(ニッパツ)を迎える。午後6時からの一戦。勝利すれば、J1昇格が決まる。同日の午後2時開始の3位ファジアーノ岡山が、ブラウブリッツ秋田に引き分け以下でも、横浜FCのJ1昇格が決定する。

ここまで24得点で、2位に8得点差をつけ、得点ランク1位を独走するFW小川航基(25)は15日、オンライン取材に対応し「今まで以上に気合が入っていますし、僕だけじゃなくて、このチームがそういう気持ちをみんな思っている」と言葉に力を込めた。

前節のホーム・大分トリニータ戦は、勝利していれば、J1昇格が決まっていたが、2-3の敗戦。小川は「大分戦の時よりも球際、気迫、気持ちの面を前面に出していきたい」とリベンジを誓った。

今節は、声出し応援適用試合として開催される。「運というか、流れというか、最後のホームの試合で、昇格がかかった試合を経験出来ることはワクワクするし、鳥肌が立つような、経験できないような試合が出来る。サポーターの方には、熱い後押しを応援したい」とうなずいた。

昨季は磐田(現J1)で、J1昇格を経験。それでも、24試合で1得点と満足できるシーズンではなかった。「あの時はモヤモヤして、心の底から喜べなかった。何も貢献できなかった」と悔しさをバネに、横浜FCで輝きを放つ。

横浜出身で、桐光学園時代には、何度もプレーしたニッパツが舞台。

「中学から高校サッカー選手権を見ていて。高校はサッカー選手権に自分が出て。ホーム感があるスタジアム。これまでにない、いい条件がそろっている。自分のコンディションもいい。明日は、得点を決めて、最高の雰囲気と最高のスタジアムで昇格を決めたい」

エースが、決める。