最優秀ゴール賞に選ばれたのは、サンフレッチェ広島MF川村拓夢(23)が決めた、9月3日清水エスパルス戦の約60メートルの超ロングシュートだった。

表彰された川村は「まさか自分が、このような賞をいただけるとは思っていなかったのでうれしい。(広島が退場者を出したため)1人少ない状況で、1-0と勝っていて、残り時間も少なかったので思い切って打ちました。小さい頃から見てきたスタジアムで取れたので、人生で一番うれしいゴールでした」と、壇上で喜びを語った。

このゴールは、本拠地Eスタの自陣ハーフライン手前、左サイドから得意の左足で放ったシュートで、大きな弧を描きながらゴールに収まった。

この日は後半30分から途中出場した川村が、同38分に先制点を決め、さらに迎えた後半50分、ダメ押しとなる2点目のゴールを決めた。

広島の下部組織出身の川村は、プロ5年目。183センチの長身、左利きの大型ボランチで、スキッベ監督も将来性を見込んで7月以降は主力として起用していた。愛媛FCで3年間のJ2を経験し、今季4年ぶりに復帰。J1初出場と初得点を含む、16試合3得点の成績を残した。

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