浦和レッズは10日、新監督にポーランド人のマシエイ・スコルツァ氏(50)が就任すると発表した。

現役時代にDFとしてプレーしたスコルツァ氏は、06年W杯に出場したポーランド代表のアシスタントコーチを務めた。18年にはUAEのU23代表監督も経験。ポーランド1部リーグのチームで数多くの指揮を執り、直近では21、22年シーズンにレフ・ポズナンの監督として、就任1年目でリーグ優勝に導いた。

スコルツァ氏はクラブを通してコメントを発表。「最近の浦和レッズを見ても、クラブとして安定した組織であり、無限の可能性を秘めていることが分かりました。私は、新シーズンへ向けてのクラブの野望(ACLで優勝し、J1リーグでも優勝争いをする)に非常に魅力を感じました。必ずその目標を達成できると信じています」。浦和の土田尚史スポーツダイレクター(55)は「素晴らしい過去の経歴(戦績)だけではなく、人間性や選手マネジメント能力にたけ、監督としてチームを大きく成長させることが期待できる人材」と評した。

浦和は来年2月に行われるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝に駒を進めるも、今季は国内のタイトル争いには絡めずリーグ9位に終わった。クラブ初のポーランド人監督に来季の巻き返しが託された。