Jリーグの野々村芳和チェアマン(50)が17日、都内で行われた「スーツ・オブ・ザ・イヤー2022」のビジネス部門で表彰された。「麻布テーラー」製の紺色のスーツに身をつつみ、時計はグランドセイコーSLGA009を装着。サッカーボールを意識した白のドット模様が入ったネクタイを締め、ビシッと登壇した。「ありきたりですが、まさかと最初は思いました。20、30代はスーツの世界とは無縁。50代になって(賞を)もらえるとは。人生が何が起こるか分からない」と話した。

声出し解禁となったJリーグの試合の在り方についても持論を述べた。「サッカーはフィールド上の選手の質だけでは成立しない。1つの作品だと思っている。ピッチ上のレベルを上げること、スタジアムのスペックをもっと上げること、集まっていただくお客さまの熱量が1つになって初めて作品となる」とした。

続けて「コロナ禍で作品の質を上げることが難しかった。でもようやく声が出せるようになって、サポーターの熱量が戻ってきた。週末の試合で、よりよい作品を地域のサポーターと声を出しながらできるようなサッカーシーンを取り戻したいと思っています」と話した。