2大会ぶり10度目出場の北海道教大岩見沢が2-1で環太平洋大(岡山)を下し4年ぶりに初戦突破した。前半20分、FW兼田寛也(3年)のヘディングで先制。1-1の後半44分、縄田脩平主将(4年)が頭で押し込んだ。就任3年目の安部久貴監督(43)は今大会初采配初勝利となった。

今夏の総理大臣杯では8強まで進出。初めて夏と冬の全国大会を同一年に勝利した。MF河合悠人(4年)は「前半から前線で走り回って先制点を決めた兼田が『ブラボー』かな」と笑顔。兼田は「やっぱり『ブラボー』は最後に決めてくれた(縄田)キャプテン」と、たたえ合った。

11日の2回戦は、6月の天皇杯でJ1札幌と延長まで戦った桐蔭横浜大(神奈川)が相手だ。「自分たちのサッカーをやらせてもらえるかわからない。やれることをやるしかない」と安倍監督。日本代表がドイツ、スペインを破ったスコア2-1から、また歴史を塗り替える。