セレッソ大阪に12年半ぶりの復帰が決まった元日本代表MF香川真司(33)が5日、東京都内で記者会見に出席した。これまでベルギー1部シントトロイデンに在籍していた。

21歳だった10年6月以来となる、Jリーグ及び古巣への復帰。背番号は森島寛晃社長(50)が現役時代につけた、クラブのエース番号と呼ばれる「8」を09、10年以来、再びつけることになった。

今回の移籍に関して、初めてコメントする香川の会見には、多くのメディアが集まった。ドルトムントやマンチェスターUなど、欧州のビッグクラブで実績を残してきたレジェンドだけに、注目度は高かった。

近年は故障で消化不良のシーズンが続いた。昨年11月には慢性的な痛みを抱えた左足首を手術し、年明けに戦列復帰したばかり。強度の高いJリーグ、その中でも上位にくるC大阪で、どこまで活躍できるかは分からない。

それでも最も愛情のある古巣に戻った。高校時代にC大阪へとスカウトしてくれた小菊昭雄監督(47)が、現在指揮を執っているのが大きかった。

ワールドカップ(W杯)には14年ブラジル、18年ロシア大会に出場。日本代表として国際Aマッチは通算97試合31得点、J1は通算11試合7得点の数字を残す。

今季のJ1開幕戦は18日のアルビレックス新潟戦(ヨドコウ)で、香川が出場すれば10年5月15日のヴィッセル神戸戦(長居)以来となる。チームは4日に宮崎キャンプを打ち上げ、香川は大阪市内で練習が再開される7日にも合流する可能性が高い。