J2東京ヴェルディは10日、東京・渋谷のシブヤeスタジアムで「2023 SEASON TOKYO VERDY KICKOFF EVENT」を開催した。

今季のキャプテンに、下部組織生え抜きのMF森田晃樹(22)が就任することが発表され、トークコーナーでは城福浩監督(61)と江尻篤彦強化部長(55)が今シーズンにかける意気込みを語った。

東京Vはキャンプで非公開ゲームを含めて3試合を行い、3連勝して5日のJ1鹿島アントラーズとの練習試合に臨んだ。鹿島とは45×4本の形式で戦い、1-2で逆転負けした。

城福監督は「僕の経験上、プレシーズンに全勝してシーズンを迎えることで良いことは1つもない。(練習試合を)3試合やって全部勝ってしまっていた。その状況で鹿島戦を迎えて。鹿島はそれまでJ2に3連敗していたので必死でやってくれた。そこはありがたかった」と振り返った。

その試合では鹿島に退場者が出たが、城福監督の希望で11人対11人で試合が続行された。「本番は10人相手に勝ちきらなければならない状況もある。でも僕はどちらかというと(11人対11人で)課題を見つけたかった。鹿島を相手に本気でやって、なんでこんなにシュートが少なかったのかとか。だから『城福のおとこ気』とか言われてもね」と苦笑いだった。

城福監督は目標とするクラブ像について聞かれると「主体的で能動的でアグレッシブ。常にチャレンジするというのはそういうこと。そういう面で日本で3本の指に入りたい」と前置きした。

その上で「もちろんマンチェスター・シティーのように能動的にやりたいし、強かった時のリバプールのようにアグレッシブにいきたい。でもクラブの規模を考えて、僕の中で刺激を受けているのはセリエAのアタランタ、(プレミアリーグの)ブライトン、エディー・ハウ監督がやっていた時のボーンマスに刺激を受けています」とチーム名を列挙した。

城福監督は「アタランタがCLに出るなんて誰も思ってなかった。僕(アタランタの)ガスペリーニが好きなんですけど、すごく勇気をもらえる。やり続けて(結果を)つかんだクラブには刺激を受ける。ブライトンもクラブがずっとやり続けてきた、その証が今年なのかなと思います」と、長年自分たちのやり方を貫き、成功を収めてきたクラブにリスペクトを送っていた。