アルビレックス新潟のFW小見洋太(20)が強気に攻撃を仕掛ける。プロ入り3年目で初めて開幕スタメンを勝ち取った18日のC大阪戦。チームは2-2で引き分け、敵地で粘り強く勝ち点1をもぎ取った。だが個人としては「らしさ」を発揮できず、ほろ苦いJ1デビューだったと振り返る。さらなる奮闘を自らに求める今シーズン。弱さを捨て、自信を持って相手ゴールに迫る。
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J1デビュー戦で感じたもどかしさと決別するため、小見はこれまで以上に懸命にボールを追う。敵地での第2節広島戦(26日、Eスタ)に向け、まだ雪の残る新潟のピッチで調整を続けている。J1初ゴールを狙う背番号16は自らの強みを再確認するように「ゴールに向かうプレー。良さを出せばボールは集まって来る。相手にとって怖い選手になっていきたい」と力を込める。
18日の開幕C大阪戦は左MFで先発出場。J1独特と感じたゲーム運び、そしてスタジアムの雰囲気や演出にのまれたという。「J2デビュー戦より緊張した」。J1レベルを意識しすぎるあまり、視野が狭くなり、相手が来ていないのにターンで前を向けなかったり、好機でパスを選択もした。シュートも1本と積極性を欠いた。「チャレンジできなかった。悔しさが残った」と反省しきり。ただフィジカルコンタクトでは自信を持てた。「あとは気持ちの面。そこを強く持てば(J1でも)やっていける」と悔しさは奮起の材料になる。
ウイングポジションには個性を持った選手がそろう。チーム内競争は激しいが、先発で試合に出続けるためにも26日の昨季リーグ戦3位・広島戦は絶好のアピールの場となる。「1対1に勝てれば、おのずと試合にも勝てると思う。対峙(たいじ)する選手を上回りたい」。飛躍の3年目へ。20歳の小見は一心不乱に左サイドを駆け上がるつもりだ。【小林忠】
■松橋力蔵監督、指導に熱
「楽なところでパスを受けるな」「攻守の切り替えを速くしよう」。広島との対戦に向け、練習場には松橋力蔵監督(54)の熱のこもった言葉が飛んだ。開幕戦を終え「手応えと課題を選手たちが感じたと思う。いい表情、そうでない選手それぞれだが、この先にたくさんあるゲームに立ち向かっていくしかない」。J1は守備がよりタイトになり、マンツーマン気味にマークに来るチームも多いが「不意を突き、どう上回れるか。練習からそういった部分を染みこませたい」と話した。
■高木善朗、スパイクでピッチ入り
右膝の負傷で別メニュー調整が続くMF高木善朗(30)が22日の全体練習終了後、スパイクを履いてピッチに入り、居残りでシュート練習をするチームメートに加わり、パサー役を務めた。昨年9月18日のホーム水戸戦で右膝前十字靱帯(じんたい)を損傷し、手術を受けてから約5カ月。完全復帰は5月ごろの予定だが、順調にリハビリを進めている。



