アルビレックス新潟レディース(L)は中断明けのリーグ再開戦で三菱重工浦和に1-2で負けた。0-1の後半25分にMF滝川結女(23)が同点ゴール。ゲームを振り出しに戻したが、最後は突き放された。8試合を消化して1分け7敗。勝ち星に見放されているものの、前半は0-0でしのぐなどアグレッシブな姿勢は見せた。
後ろに束ねた長い髪を揺らしながら、MF滝川はアシストしたMF上尾野辺めぐみ(36)に飛びついていった。0-1で迎えた後半25分の同点シュート。喜びの輪から抜け出すと、起点のパスを出したMF園田瑞貴(26)とハイタッチ。中断期間を挟んで2戦連発となる今季3点目に「絶対(ボールが)くると思った。(中断を挟んでの)後半戦の初戦。どうしても勝ちたかった」。その願いは通じなかったが、手応えを得た敗戦になった。
「中断期間は前からのプレスをやってきた。やりたいサッカーはできた」と滝川は言う。立ち上がりからアグレッシブな守備を見せ、切り替えも素早く、相手陣に何度も迫った。敵将の楠瀬直木監督(58)は「てこずった。勝ち星がなくても侮れないと思っていた通り、崩すのが大変だった。焦りました」と新潟を評した。攻撃陣のアグレッシブな姿勢は守備と同じ。エースFWの道上彩花(28)が相手と接触して前半ロスタイムに退いたが、滝川は「自分が絶対、決めたいと思った。強い思いがゴールに結びついた」と言った。
もっともチームは今季、まだ白星はない。勝ち点1は昨年12月3日の千葉戦。滝川の先制ゴールで1-1のドローになったゲームだけだ。村松大介監督(45)は「負けてしまったが、ネガティブになるものではない」と話したが、滝川は勝利に飢えている。「プロの世界は結果がすべて。プロとしての自覚と覚悟をみせなければならない」と次節12日、アウェーでの古巣・長野戦に闘志を充満させていた。【涌井幹雄】



