J2清水エスパルスがリーグ戦での今季初勝利を目指す。

10日は試合会場のアイスタで非公開練習を実施。12日のホーム大分トリニータ戦を想定したメニューで調整に励んだ。チームは8日のルヴァン杯で昨季J1で2位の川崎フロンターレ戦を下した。控え組中心で臨んだ一戦で今季公式戦初勝利。スタンドで観戦していた主力組にも奮起を促す大きな1勝を挙げた。ブラジル人MFホナウド(26)は「刺激になった」と仲間の活躍を目に焼き付けた。

リーグ戦は開幕から3試合連続ドロー。攻撃は計270分間でわずか1得点と消化不良の内容が続いている。それでも、ホナウドは「やっていることは間違っていない」。試合を重ねるごとに連係面も向上しているという。次戦は開幕3連勝と勢いに乗っている相手だが、ボランチで先発濃厚な助っ人は「必ず勝ち点3を取りたい」と勝利だけを見据えた。【神谷亮磨】