再びアジアの頂点に立つ-。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝第2戦が6日、浦和レッズのホームにアルヒラル(サウジアラビア)を迎えて行われる。

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アルヒラルのラモン・ディアス監督(63)が浮かべた不気味な笑みに、自信がのぞいた。MFファラジが負傷離脱し、S・ドサリは出場停止。主力を欠くそんな厳しい状況でも「浦和の守備は規律が整っているが、攻撃は良くはない」。完全アウェーのスタジアムも想定済みで「我々は経験ある強いチーム。プレッシャーの下でプレーする準備を積んできた。1点取ることが最初の目標。そうなればいかなる可能性もある」と自信たっぷりに言った。

指揮官は93年のJリーグ開幕時に横浜でプレー。初代得点王となった。日本サッカーの進化を「国際経験を多く積み、W杯でも示されている。おめでとうと申し上げたい」とした。その一方で、「勝つために(日本に)来ている。勝ってカップを持って帰る」と、余裕すら漂わせ、最後まで強気の姿勢を崩さなかった。