J3の3位鹿児島ユナイテッドFCが、来季昇格に必要なJ2クラブライセンス不交付問題に直面している。
6月30日、J1クラブライセンスの申請書類をJリーグに提出した。加えて、Jリーグに求められていた「新スタジアム整備に関する状況確認のための資料」も提出。徳重剛代表はクラブを通じ「引き続き、クラブライセンスの取得に向けて精進して参ります」とコメントした。
だが、18年のJ2クラブライセンス交付時に提示した新スタジアム建設は候補地選定などで難航中。20年から例外規定でJ1ライセンスも取得したが、不安視するJリーグから、来季のクラブライセンス交付に関わる新スタジアム構想について、6月30日までに報告するよう通達を受けていた。
現在本拠地の白波スタジアムはJ2基準を満たしていない。新スタジアム建設は命題となっているが、クラブ関係者によると、現時点で「(建設の)メドは分からない。まだハッキリしたものがない」というあいまいな状況。
構想がとんざすることになれば、不交付になる可能性がある。選手へのモチベーションにも関わる問題で、クラブ関係者は「選手への影響にならないよう(クラブの)姿勢を示すことが重要と思う」と話した。不安払拭(ふっしょく)で昇格圏のJ3の2位以内を目指せるか、今後の動向が注視される。
一方、J3の11位テゲバジャーロ宮崎は1日、J2クラブライセンスを申請した。だが、昇格条件のJ2基準(客席数など)を満たす必要があるスタジアム整備が緊急課題。例外規定の適用を求めての申請で、こちらもハード面充実の課題を抱えている。鹿児島とともに、財源の乏しい地方クラブゆえの苦しみにもがいている。



