前回王者の浦和レッズが理文(香港)を3-0で下し、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場を決めた。今夏加入のMF中島翔哉(29)が公式戦初先発。決定機を演出するスルーパスで2得点に絡んだ。今大会から開催時期が変わるACLは9月に始まり、来年5月まで続く。日本勢は横浜F・マリノスと川崎フロンターレ、J2ヴァンフォーレ甲府も出場し、24日に1次リーグ組み合わせ抽選が行われる。
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中島が、浦和の背番号「10」にふさわしい活躍で、ACL切符獲得に貢献した。浦和に加入後、トップ下で初先発。前半3分、右サイドに流れMF大久保にスルーパスを出し、大久保のクロスをMF小泉が右足で押し込み先制。前半6分にも、中島がオーバーラップしたDF酒井へ出したパスからFW興梠の得点が生まれた。5バックの相手守備ブロックを、中島のスルーパス2発で崩した。後半21分までプレーした中島は「長く出られたので良かった。いい試合になった」と手応えを口にした。
今夏、トルコ1部アンタルヤスポルを双方合意の上で契約解除し、6年ぶりにJリーグに復帰した。浦和からオファーを受けた際、クラブからは「どのタイトルも取りたい」と言われていた。天皇杯は間に合わなかったが、ACLの切符はつかんだ。今後はリーグ戦、ルヴァン杯、ACLを戦うことになる。中島は「試合が多くなって大変な部分もあるけど、たくさん試合があった方が楽しいし、いろんな国のチームとできるのはいい経験になる」と笑みをこぼした。
日々の練習で培ったMF小泉、大久保との連係もスムーズ。中島と同じ東京Vの下部組織出身の大久保は、中島とのプレーに「ヴェルディで、渡辺皓太(現横浜)とプレーした時を思い出した」。中島が生む攻撃のテンポとアイデアに手応えを感じている。中島は「練習でやったことが実を結んで良かった。これからどんどん、ゴールとアシストをしてチームに貢献できれば」。攻撃の活性化の手応えを得た浦和が、ACLの連覇、国内タイトルへ向かう。



