陸上の世界選手権ブダペスト大会男子100メートルで日本勢歴代最高位に並ぶ6位入賞を果たしたサニブラウン・ハキーム(24=東レ)が30日、大阪市此花区舞洲にあるJリーグ、セレッソ大阪の練習場でサプライズの練習を行った。

前日29日にブダペストから羽田空港に帰国。親交の深いC大阪の元日本代表MF香川真司(34)と同じマネジメント会社に所属する関係で、C大阪の協力を受け、大阪での練習場所が提供されたという。

練習場にはピッチが2面あり、サニブラウンは午後3時半から、WEリーグのC大阪ヤンマーレディースが練習する同じピッチで軽く調整。その後、隣のピッチで練習を開始していた香川らC大阪の練習を約1時間も見学した。

C大阪の公式練習着で汗を流したサニブラウンは、取材に対応し「入団希望のFWです」と笑わせ、「(Jリーグの練習見学は)初めて。漫画とかテレビでしか見ていなかった光景で新鮮です。(練習着姿は)似合いますか?」などと上機嫌だった。

サニブラウンは小学校途中まで親の影響でサッカーをしていたといい、自身が16歳の頃から海外で活躍する香川にあこがれ、交流を深めてきた。ドルトムントで何度か試合観戦もし、兄弟のような関係だという。

香川も練習後、今回の世界陸上をテレビで観戦したことを明かし「準決勝がよかったんで(決勝は)本人も言っていたが、逆にメダルを意識しちゃった。メンタルはすべてがかみ合わないと取れないと思うが、手応えのある大会だったと思うし、次頑張ってほしい」とエールを送った。

サニブラウンは世界選手権男子100メートル決勝に2大会連続で進み、10秒04で6位入賞と健闘。準決勝では自己記録に並ぶ9秒97で自身4度目の9秒台をマークし、来夏のパリ五輪の参加標準記録(10秒00)も突破している。