アルビレックス新潟レディースはホームでAC長野パルセイロ・レディースと2-2で引き分けた。
0-1の後半6分。後半から出場のMF滝川結女(24)が、同じく途中出場のDF白沢百合恵(19)のパスを受けると、ペナルティーエリア外から豪快な左足シュートを決めて同点とする。同40分にはDF山谷瑠香(28)が同33分からピッチに入ったMF柳沢紗希(27)の左CKを頭で押し込み、2-1と勝ち越した。だが同45分の痛い失点でドロー。勝ち点3は逃したが、チームの総合力は示した。
◇ ◇ ◇
滝川が古巣相手に“エグイ”一発をたたき込んだ。0-1の後半6分。右サイドをオーバーラップした白沢から中央でパスを受けるとキックフェイントで相手をかわす。ボールを逆足に持ち替えると迷うことなく左足でズドン。ドライブ回転をかけたシュートをゴール左に突き刺した。「コースが見えたので思い切り蹴った。自分でもビックリ」。右太もものケガで出遅れたが、今季公式戦初出場で初ゴールを奪い、完全復活を印象づけた。
試合序盤、新潟は不安定な立ち上がりだったが、徐々にペースをつかむ。前半12分、MF上尾野辺のパスをペナルティーエリア左で受けたFW石淵が右足シュート。同16分には右を抜け出したFW道上のシュートのはね返りを石淵が拾い、バックパスから上尾野辺が左足ループを狙う。前半31分にPKを献上して先制を許しても、同36分にFW川澄の右クロスを上尾野辺が合わせる。同45分には道上のシュートは惜しくもゴールポスト左をたたいた。0-1のまま、前半を折り返すが、ゴールを予感させる攻撃的なプレーを連発した。
後半開始からピッチに入った滝川と白沢が攻撃のギアをさらに上げる。インサイドハーフに入った滝川は運動量を生かしてピッチを縦横無尽に走り回り、長野守備網をかき乱す。白沢は右DFに入って守備を安定させ、右ウイングの川澄の攻撃性を引き出した。
1-1の後半40分、山谷のゴールで勝ち越すも、最終盤に追いつかれて勝利は逃した。それでも交代で入った滝川、白沢、柳沢がゴールに関わるなど次節17日のホーム、大宮アルディージャVENTUS戦に向けて好材料はそろった。復帰戦で1ゴールの滝川は「ゴールに向かう自分の良さを生かす。次もホーム。サポーターと勝利を喜び合いたい」と話した。【小林忠】
○…5月25日に一般男性と結婚したDF山谷が後半40分に左CKからヘディングで一時、勝ち越しとなる今季初ゴールを奪った。「珍しいところでバウンドして、いいところにボールがきた。あのまま勝てれば良かったが、追いつかれことが今の自分たちの実力。終わらせ方や判断の質を上げていきたい」。
◆橋川監督「交代の選手が結果を残したことは次戦以降に向けてポジティブ。終了間際に追いつかれたことは反省点。球際、判断など細かい部分にこだわっていきたい」



