湘南ベルマーレがアウェーでセレッソ大阪を2-0で下し、最下位を脱出した。6月11日の第17節以来、約3カ月半ぶりに降格圏から脱した。

前半の立ち上がりから湘南がアグレッシブにゲームを進め、後半34分にFW鈴木章斗(20)が先制点を決めると、同42分にもFW大橋祐紀(27)が追加点を奪った。守備陣も体を張って90分間集中力を切らさなかった。

前日に17位の横浜FCが浦和レッズに引き分けて勝ち点差が2に広がっていたが、ついに追い抜いた。

地元大阪出身で、途中出場から6分後にコーナーキックからヘディングで先制点を奪った鈴木は、「ゴール決められてホッとしています」。両親が応援に駆けつける中、目の前でゴールを決めた。「なかなか(両親が)来ているときに決めていないときが多かったので、ここ大阪で決められて本当によかった」と喜んだ。

チームは最下位を脱出したが、横浜FCとの勝ち点差は1。気が抜けない戦いが続く。「まだまだやらないといけないことが多い。これを続けて次節も勝ち点を積まないと残留できないと思うので、継続していきたい。また調整して頑張りたいと思います」と誓った。