アジア王者を連続撃破だ! アビスパ福岡は21日、福岡市内で練習し、浦和レッズ戦(25日、埼玉)へ調整した。
今季チーム最多3アシストのMF紺野和也(26)が、2アシストで浦和撃破に貢献したルヴァン杯決勝の再現を誓った。
ハーフコートを使った9対9の実戦形式練習で、攻守の連係などを確認。インターバル走やシュートの自主練習を終え「より警戒して来ると思う。それを超えるようなプレーをして勝ちたい」と意気込んだ。
埼玉県吉川市の出身。浦和戦当日は、熱狂的な浦和ファンという父親をはじめ、ほぼ浦和サポーターという地元の友達も見守る中での試合だった。
紺野自身も「小さい頃からレッズの試合はテレビで見ていた」という。地元ながら、敵地での試合になるが「最近アシストが増えている。残り2試合も続けて、シーズンを終えたい」と闘志を燃やした。
今季はFC東京から新加入ながら、ここまで27試合出場3得点。161センチと小柄だが、巧みなボールコントロールや得意のドリブル突破で活躍。右サイドから放つ左足からのパスは相手の脅威となってきた。
11月4日ルヴァン杯決勝・浦和戦の速いグラウンダーパスによる2アシストで初優勝に貢献、前節の11日ガンバ大阪戦も必殺スルーパスで同点ゴールをアシストし、逆転勝利に導いた。
好調を持続して、勝利をつかむ。【菊川光一】