サッカー天皇杯決勝が今日9日、国立で開催される。3大会ぶり2度目の優勝を目指す川崎Fと、11大会ぶり4度目Vを狙う柏が激突する。ともにリーグ戦は上位争いに絡めずも、カップ戦では強さを発揮。頂点を争う舞台まで駒を進めた。非公開で調整した川崎FのGKチョン・ソンリョン(38)は、来季のアジア・チャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)出場も見据えて、タイトル奪取を誓った。

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川崎Fには、全てのタイトルを知る男がいる。在籍8年目のソンリョン。直近3試合を無失点に封じている元韓国代表GKは「優勝という経験を積み上げることによって、チームが作り上げられていった」とタイトルの意義を口にした。

リーグ戦は8位に沈んだチームにとって、天皇杯Vは、来季のACLE出場切符でもある。「川崎Fというチームは日本を代表するチーム。上のカテゴリーで強いチームとやれることは良いこと。選手1人1人が成長する上でもいいこと」と重要性を説いた。

今季は4月から約2カ月間、先発落ちを経験。「そういう経験は、今まで1度や2度じゃない。経験してきたから今がある。生かしたい」。不調だったチームも10月以降は負けなしと波に乗った。「優勝経験が何度もあるので、それを発揮できるように準備したい」。頼れる守護神がクラブに7個目のタイトルをもたらす。