2大会連続3度目出場の近江が、滋賀県勢として、野洲が初優勝を遂げた2005年(平17)度の第84回大会以来の日本一に王手をかけた。8日の決勝では青森山田と対戦する。

これまで初出場だった20年度は2回戦、22年度は初戦の2回戦で敗退し、全国上位の経験はなかった。

サッカー部は1971年(昭46)創部。指揮を執るのは就任8年目の前田高孝監督(38)で、同校OBではなく県立草津東の卒業生。FWとしてJリーグ清水などでプロ経験がある。主なOBはJ3讃岐MF竹村俊二、J3琉球DF山内舟征ら。

学校は1938年(昭13)4月に創立された滋賀・彦根市にある私立共学校。生徒数は約800人。スクールカラーは琵琶湖をイメージした青色。特別進学コースは難関国立大や私大を目指す。夏川智亜理事長、岩谷斉校長。

スポーツが盛んで、硬式野球部は甲子園に春6度、夏17度出場(01年夏は滋賀県勢初の決勝進出、22年春は同県勢初の決勝進出)を果たした。主なOBは阪神植田海内野手、中日土田龍空内野手、DeNA京山将弥投手、西武山田陽翔投手ら。

男女バレーボール部も全国区。

人気お笑いコンビ「ダイアン」津田篤宏は卒業生。

同校の公式ホームページには「国宝彦根城を臨み、西に琵琶湖、北に伊吹の秀峰を眺め、四季折々に変化する豊かな自然に恵まれた歴史と文化に彩られています。硬式野球・男女バレーボール・サッカー・柔道・卓球などスポーツの強豪校として知られていますが、京大・阪大などの国公立大学や、関関同立・産近佛龍などの難関私立大学へ現役合格実績を伸ばす文武兼備の学校」と記されている。

【高校サッカー】スコア速報はこちら